コケコさん

コケコさん

作品は
生み出した者が 個人というレンズを通して 見えた世界なのか
生み出した者が 体を動かした後 運動が見える形で残ったものなのか
生み出した者が つくりたかった 造形物なのか
生み出した者が 楽しんでいた道筋を 通り過ぎた結果なのか
生み出した者が ただ無心になって ただそこにできただけなのか

生みおとされて そこにある
作品になったもの 作品ではないもの どちらでもないもの

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たくさんのものたちを見て 作品とはなんだろう
生み出すことは 作品の数だけ その物語があり
それに 決まった道はないのだな と
ボーダレス・アート・コレクションを見て思った、午後。
その作品に触発されて、なにか決まったものをつくるでもなく
色鉛筆を動かしてみた、夜。

気づいたら、なんだかニワトリみたいだった。