クロッキー(No.12)

前回(クロッキーNo.11)「足」を描くのが苦手と感じて、意識的に足に注目して描いてみました。
小さい頃から、寝転んでいる時の足は描いてきました。
足の裏が見える足は、以前より描けるようになってきたような気がします。

やはり立った時の足の形を描くのには、コツがいります。
指の位置、関節での曲がり具合、足の指と足全体のバランスなど。

今回はテレビがついていない時の娘も描いてみました。
そういう時は、どうしても動き回ります。
指の形を1つ1つ見ながら描くのは、なかなか難しい。
動いている場合、じっとしている場合も含めて、描く量を重ねる必要がありますね。

先日、挿絵画家の方のお話を聞く機会がありました。
精緻な鉛筆画と、時に水彩画を描くその方は、制作する日々の中で、
・毎週水曜日にクロッキー描くことを日課としている。
・できるだけ毎日描くことを日課としているが、どうしても描けない時は、1本線を描いたことでも描いたことにしている。
ということをお聞きしました。

そして、4分に1枚、女性の人物クロッキーを描いた、クロッキー帳が8冊ほど並んでおり、見させていただきました。
丁寧に描きこむ前の、だいたいの形を把握するためという描き方でしたが、さすが精緻な描き方をされておられる画家さん。
おさえるべき線を無駄なく、的確に描かれている印象を受けました。
絵を描く時は、垂直と平行となる線を意識されているとのこと。

そのことを思い出し、少し描きました。

単純な線だけだと、モデルの動きや描き手の注目した点がさらに強調されますね。

それを踏まえつつ、もう少し描いてみました。

今回でクロッキー帳を1冊使い終え、新調しました。
今まではとにかく量を描きたいと思っていました。
描く力としてはまだまだです。
ただ、時には余白を生かして「作品」としての、クロッキーやスケッチをしてもいいかもしれない。
見せるためのクロッキー・スケッチも、時々試してみます。

また描きます。