鬼になる

鬼のお面をかぶる
とたんに体が広がり強くなる
大きな声も出る
負けない気持ちがあふれ出る
でもやっぱり本物の鬼はこわい

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なかなか量が描けない日々の中、
子どもが園で作ってきた制作物は刺激になります。
少し前に作ってきた節分の鬼たち。
もとの定型はあるけれど、作り手の年齢や技量で
少しずつ個性が作品1つ1つに出てくる。
作り手にどこか似ている、愛嬌ある鬼たち。

子どもの作品がずらりと並んだところに向き合うと、
図画工作は表現の自由を得る以外にも、
基礎的な技術の習得や、日々の言葉にならない気持ちの発散もあるなあ
と思います。

もし私が作るなら
最強に怖すぎる鬼と
鬼とは思えない優しさにあふれた鬼を作り
時々かぶって、子どもらを追っかけます。