作品写真撮影・絵本のためのデータ入力

『あじみコップ』の電子書籍原稿のための写真撮影をしています。
光ができるだけ安定した日中を選び、一気に撮りました。

こんな感じに三脚を立てて、床にスクリーン・描いた絵を置きリモートで撮影しています。

色の正確さは暗室でストロボ撮影ですが、一旦今できる範囲でやっています。
私の場合、作品を撮影する場合は以下の3パターンが多いです。

<カメラを使って撮影をする>
B3サイズの原画用紙はスキャナでは収まらないので、写真撮影でデータを作っています。
立体作品やグッズもカメラで撮影。
JPEG+RAWデータで。確実に取りたい時は三脚を使用。
(SNSにアップロードくらいの使用度ならば、手持ちで撮っています。)
背景:スクリーン、ハリパネ、テーブルクロス、木のプレート、床
を使用していることが多いです。

<スキャナを使う>
用紙サイズがA3までのサイズのもの&分厚すぎない作品は、スキャナで読み取り保存しています。
光にムラがなくきれいに安定して取れます。
印刷用には350ppiで加工しています。
保存用として作品をプリントする可能性があるものは600ppiで元データを取っています。

<スマートフォンで撮影する>
手軽に時間をかけずSNSにアップロードする場合は、スマートフォンで撮影しレタッチしてアップしていることが多いです。
ただ夜に日常の照明のもとで撮る場合は、暗くなってしまいがちです。
昼間だとしても、色の正確さは上記2つで撮るよりも弱いです。

いずれの方法でもベストな方法を見つけて、短時間でパパッとできるようになりたいです。

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先月から他のことと並行して行ってきた、新作絵本のためのデータ入力。
なにをしているんだろう?と思われるかもしれません。
その内容は
「産直市場での野菜・果物の旬の時期を月別にまとめる」
でした。

集めたデータからまずは絵を何枚か描いてみます。
正確さや客観性の必要を感じたら、一度専門の方へ見ていただこうかと考えています。
その際にどんな感じの作品を作るか、イメージがわかる絵を一度作ります。

構想から2年。
データを集めるために1年春夏秋冬はまず必要で、たくさん集まったデータをまとめるのにも案外時間がかかりました。
やっと絵を描くのが楽しみ!!

9月は
○野菜・果物の白黒線画をいろいろ描く


○ゆくゆくカラーバージョンも描くため描き方をいろいろ試す



そして
○『あじみコップ』電子書籍のためのデータを完成させる

これらを進めていきます。

緑の鉢植/作品撮影講座参加前


緑の中に また緑
木の足元に 小さな木
草の上側は なにがいる?

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Green Potted Plants

There is green within green
A small tree grows at the base of the tree
What is that on the grass?


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個展の時に発表し、ブログでは未発表だった作品も少しずつアップしていきます。
これは、「庭園」シリーズの1点です。

(個展「苑」での展示内容は、こちらをご覧ください。) https://kocketz.net/blog/?m=20220511
(5月に行いました個展の概要は、こちらにあります。)
https://kocketz.net/blog/?m=20220421

個展が終わり、まずは購入いただいた作品を記録用に、大きめのデータサイズで写真撮影やスキャニングをしました。
上の画像は、スキャナで取ったものです。

その後、保存やネット掲載に使える画像をいろいろ試して撮っていました。

現時点のベストがこちら。

撮影時間帯:
・花曇りの午前中。
撮影場所
室内。北側向いて北側の天窓真下の手前に絵を置く。
設置状況: 
・太子サイズの額(288×379mm)に、B5の絵。
・絵の下に綿白布、背景に白のB2スチレンボード。
・額についているアクリルは反射するため、撮影時は外しています。
カメラの設定:
・Pモード
・F8(すべてくっきり撮りたかったため)
・ISO値とシャッタースピードはカメラ任せ
 ISO値: 200 シャッタースピード: 1/25
・ズームレンズは41mmの位置
・露出補正+0.3連続ブランケットで、2秒タイマー併用。

(上記は、Twitter@kocketz 2022/6/6付でもツイートした内容です。 )
https://twitter.com/kocketz/status/1533711877775433728

たまたま部屋の中の、明るさがいいタイミングで撮れました。
撮りたい時・撮らないといけない時に好条件が揃うとも限りません。

学生時代に美術系の学科にいましたが、作品の撮り方は習ったこともなければ、周りに詳しい人がいるわけでもありませんでした。
案外そういう作り手は多いのではないかと思います。
撮影方法についてはネットでプロアマ問わず、情報はいくつか見つけました。
しかし、これはという情報にたどり着けずにいました。

手探りで撮影する中、時々ネットで調べていると、偶然にも、美術作品の写真撮影講座が開催のチラシを見つけました。
しかもちょうどこれから参加者募集!
7月の後半の週末なら行ける!!

7月に入り、講座参加の申し込みをして、
7月前半は、まずは揃えやすい作品撮影の照明機材を教えていただき、選択・注文していました。
講座までは600ページ強あるカメラの取扱説明書を読みつつ、届いた道具を触ってみます。

作品写真が揃ってきたら、ホームページのリニューアルなどにも手をつけたいです。
お仕事の絵も描きつつ、自分の絵も描けたらいいなあ。
やりたいことはたくさんあります。
少しずつ「1」を積み重ねて「100」でも「1000」にでもしていきたいです。