七夕飾り


竹の枝を切り 紙の飾りをつける
七夕が過ぎると だんだん色褪せて
そのうち 天に還っていく

次の年も その繰り返し

繰り返される思いと 変わっていく願い
毎年のように 雲の上でのみ光る 織姫星と彦星
地上では星は降らず 梅雨が続く

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新暦だとたいてい梅雨真っ只中で、本降りのことも多いです。
反対に以前参加した七夕祭は、いずれも旧暦の7月7日付近に行われていて、
カンカン照りの夏真っ只中でした。
旧暦の七夕は、もうすぐですね。
1か月違うだけで、全然違う空模様。

先ほど七夕祭、地域それぞれでお祭りの仕方が全く違っていました。
いわゆる定番の七夕は、竹に短冊や紙で作ったものを飾る点はどちらも一緒でしたが、神社や町の主体で行う、旧暦の方の七夕祭は、
吹き流しのようなものを縦向きに飾ったり。
別のところではたくさんの提灯を飾ったり。
輪くぐりを一緒にやっていたり。

地域が違うと、季節の節目の行事の雰囲気もだいぶ違うものなのですね。
あちこち住んで、改めて意識することになりました。

となると、七夕飾りももっと自由でいいのでは?

この前公民館で作らせてもらった七夕飾りも、初めて見るやり方。
横に渡しておくと、ゆらゆらモビールのように揺れて楽しいです。
七夕飾り、新しい飾り方の可能性がありそうと思いました。

ちなみの今年の長女の短冊には、「やおやさんになりたい」と書いてありました。
やおやさん、いいなあ。
こちらも新しい八百屋さん像がありそうです。

積み木で試してみる


これさえあれば 
なんでもつくりだせる
いろとかたちの くみあわせで
おもいもよらないものが できてくる

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新しい画材を試し中です。
カラーで描く際、ニッカーのデザイナースカラーを選んでみました。
1.動物毛の筆で書く際に、「筆が立つ」画材
  (筆先まで神経が行き届くような細かな描写ができる)
2.動物毛の筆が傷まない
3.発色が鮮やか
4.色ムラが出にくい
5.グラデーションが出しやすい
6.対光性がある
7.印刷した場合やデジタル化した際にも、色が鮮やかである。

今まで絵本の原画となるものや、展覧会で出す絵に関しては、主にアクリルガッシュを使っていました。
鮮やかで速乾性があり、重ねて塗っても下の色が出にくい。
乾くと耐水性であるのがよかったです。
ただ、私が使い慣れている動物毛の筆だと、どうしても細かな表現がしにくい。
筆がすぐに傷んでしまうのが悩みどころでした。

アクリルガッシュも時には使いつつ、メインで使える他の画材はないか。

最近「苔庭」で描いている、色鉛筆や透明水彩も好きですが、
鮮やかにパーンと色面が出るものがほしい。

しばらく思いを溜めていて思い出したのが、中学生時代にスタジオジブリの背景画を模写して描いていて楽しかったこと。
その絵を描いたのは、おそらくポスターカラー。
それからポスターカラー周辺のことを調べてみたところ、デザイナースカラーにたどり着きました。

デザイナースカラーは、ポスターカラーよりも筆で描いたところが伸びやすく、発色もいいとのこと。緻密な作業にも向いており、混色しても濁りが少ないそうです。(デザイナースカラーパンフレットより)
早速、自分で色見本を作ってみました。

まず、一行目の色を塗っている際に、うっとりしました。
 …なんてきれいなんだ!
 これは描くのが楽しみ☆
上澄みのアラビアガムが出し始めに出てくるチューブの絵の具は少しねっとりして、乾いた後も少しべたついていました。
でもこれも使い続けていけば、そんなに問題なくなるのではないでしょうか。

「水で溶く時は、水は絵の具の量の約20%が適量です 。」とのこと。
今回描いた積み木絵は水彩で描くように多めに水を入れてしまい、少し水彩調になってしまったため、これもコントロールをしながら、試したい。

既に塗っているところに重ねた際や、細かな部分の描写、
グラデーションなども他の絵でもいろいろ試したい。
ああ、楽しみ!

ニンジンの花

ニンジンの食べる部分 そのまま植えたら
芽が出て 茎が伸び 葉っぱも増えて
とうとう立派な花まで咲いた

ニンジンは 種だったのか
いやたしかニンジンは 根っこだったはず
根っこだけで エネルギーを秘めている
昼間の花火と 花束を見せるほどの
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ニンジンの花を、お隣さんからいただきました。
ニンジンをそのまま植えたら、腰くらいの高さまで育ったそうです。

農業地域に住んでいた時も思っていましたが、
ニンジンの花は、本当にきれい。
アジサイの花や、タンポポの花のように、1つ1つが集まったタイプのお花で、
見ごたえも描きごたえもあります。

最近私の周りでは、植物や生き物と過ごす時間をもつ人が多いです。
もともと好きだったのが、さらに関わる時間が増えて、緑が増えた印象。

東京の下町に住んでいた時、窓の外から緑が見られない部屋で、
どうしてもなにか緑がほしくて、芝生のようなカーペットを買ったことを思い出しました。
なにか緑があると、どうやら安心できるようです。

同じように、水辺が周りにあると、安心できます。
思えば、今まで住んだ場所も近所に川・池・水田・水路がある場所でした。
山に行っても、小川や水源に行くとうれしかったな。

そう思うと、苔が好きで、ブログタイトルを苔庭としたのも、
もともとの性質から、なのかもしれません。
湿気も緑もありがとう。

こいのぼりのうろこ


こいのぼりのうろこは 
おなじようで ひとつひとつ ちがっていた
うろこも まるで いきものみたい
あっちをむいたり こっちにゆれたり

おほしさまや はーとに あこがれたり
じつは じぶんは おさかなと おもっていたり
じっとみつめていると もっともっと
あたらしい うごめくものが でてきそう

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連休前に持ち帰った、長女のこいのぼりです。
宝石が並んだかのような、様々な鱗。
よくよく考えてみたら、鱗の動きは、水の中で一定ではないはず。
拡大して見られるならば、1つ1つ違う揺れ方や形になっていそうです。

元の作品からはもっと迫力を感じました。
鱗1つ1つから出ている生命力でしょうか。
鱗を置いていった手順を追いながら描いてみましたが、
今回の絵ではそこまで力が及びませんでした。
もっと大きく描いたなら、もう少し近づけたかもしれません。

ひなまつりも楽しいですが、
自分が小さい頃は、断然子どもの日のこいのぼりの方が好きでした。

こいのぼりって描いていると、なんだかとっても楽しいんです。
目や鱗の、丸や波模様が繰り返されるところやグラデーションの色合い。

毎年春の初めに川で「のんぼり洗い」(鯉のぼりののり落とし作業)の
ニュースを見るのも好きでした。
川の中でゆらゆら揺れ、泳いでいるかのようなこいのぼり。
子どもの日近くに掲げられた、風を食べて、大きく泳ぐこいのぼりもいい。
たくさん並んで壮観な景色のこいのぼりも、楽しい。

ひなあられもおいしいけれど、柏餅やちまき、菖蒲湯もいいですよねえ。
子どもの日あたりは気候もよく、お休みの最中なのもよかったのかもしれません。

近々和菓子屋さんに行きたいです。

ゆらゆら はるですよ


おだいりさまとおひなさまが
ふたりならんで ゆらゆらゆらゆら
なんだか うれしそう
ぽかぽかするひは きもちいい
ゆらゆらゆらゆら

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長女が公民館の工作に参加して作りました。
紙皿にリボンやハートをちりばめて、楽しそうなふたりです。
色の組み合わせも、なんだか楽しげな感じです。

千代紙の裏表を使って、こんなふうにカップルが作れるとは。
紙皿のサイズ感と、折り紙のサイズ感もいいし、
紙皿なら立って置くことも、ゆらゆら揺らして楽しむこともできる。
こういう工作の原型アイデアはすごいです。

作る材料と技術に制約があっても、見栄えのする組み合わせがある。
今あるもので、新しいことがもっとできそうです。
何かをちょっとだけ加えれば、がらっと違うことがやれる予感がしました。

鬼になる

鬼のお面をかぶる
とたんに体が広がり強くなる
大きな声も出る
負けない気持ちがあふれ出る
でもやっぱり本物の鬼はこわい

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なかなか量が描けない日々の中、
子どもが園で作ってきた制作物は刺激になります。
少し前に作ってきた節分の鬼たち。
もとの定型はあるけれど、作り手の年齢や技量で
少しずつ個性が作品1つ1つに出てくる。
作り手にどこか似ている、愛嬌ある鬼たち。

子どもの作品がずらりと並んだところに向き合うと、
図画工作は表現の自由を得る以外にも、
基礎的な技術の習得や、日々の言葉にならない気持ちの発散もあるなあ
と思います。

もし私が作るなら
最強に怖すぎる鬼と
鬼とは思えない優しさにあふれた鬼を作り
時々かぶって、子どもらを追っかけます。

2021年

あけましておめでとうございます。
昨年は思いもよらないことがたくさんありました。
今年も予想外のことで、上がること・下がることもありそうです。
様々な変化の真っ只中で、揺れ動くこともあるでしょう。

これからを、点でなく線や面で見られるように
いっぱい動き、いっぱい食べて、いっぱい寝て、できるだけ作り、
絵本をはじめ、昨年はできなかった展示を見たり、
屋外の外出をしたりする日々としたいです。

動き方を自由に選びやすい日常となるといいですね。
いつにおいても、なにごとも選択ができるっていいなあ。

今回は絵を描くことと、筆で文字を書くことの組み合わせの実験です。
絵と同様に文字を書くことも、いろいろ試していきたいです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

金継ぎ第2弾

春~夏、夏~秋にやっていた金継ぎ。
初めにやったものは、少し失敗し
金継ぎをした部分が取れてしまったり、
陶器どうしをうまく接着できなかったりしていました。
その次にやったものは、見た目がだいぶ整いましたが、
取っ手のように力が入るところは、再び取れてしまうことも。
また挑戦してみます。
表面を覆うのは金ではなく、違うものでもいいかもしれません。

来年もいろいろ試し、私自身が作っていても、
作品を見ているかたが見ていても
おもしろい作品が生み出せますように。
皆さまもどうぞよいお年を。


根元はどっしりと太く 木のようで
先は枝分かれ 明るい色になっていくトゲ

丸々とした2つの実と ほっそりした実が1つ
ほっそりの実からは 少しだけ芽が顔を出す

ドングリ林で ドングリの実が落ちてきた時は
速くて強い落下で 痛かった

栗で同じことがあったら
昔話の登場人物のように 慌てふためくだろう

トゲに囲まれたイガの内側は 動物のような起毛であった
3つの実は 温かく守られたお布団で眠っている 
準備ができて ぱかっと割れるまで

金継ぎ 第1弾

気に入っていたマグの取っ手が取れてしまい、
しばらく前からやってみたかった金継ぎをようやく決心しました。
梅雨入り頃からやっていたのが、今月半ばにようやく完成。

1回目で、まだやり方をちゃんと理解しきれておらず。
つなぎ目が少しずれました。
またどこかでぽきっと折れてしまうかな…と心配していましたが、
2週間ほど特にトラブルもなく使えています。

今回のマグは、友人の結婚式の引き出物でもらった思い出の品。
同時にやった他の器も、いくつかまた描いてみます。

新婚旅行先で買い、使ううちに欠けてしまったマグも最近見つけ、
2回目の金継ぎも始めてみました。
1つ1つは短時間で進む11ほどの工程ですが、乾燥に2~3週間や3~4日かかる工程もいくつかあり、気の長い作業です。
漆の性質は、湿気がある時期の方が乾燥が進むとのこと。
乾燥しやすい時期の前に、時間を見つけてやっていきます。