ベートーヴェン生誕250周年

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2020年はベートーヴェン生誕250周年にあたる年で
1月に書道で「ベートーヴェン」と書く機会をいただきました。
(多くで「ベートーベン」と表記されることも多いですが、今回は「ベートーヴェン」と書くご依頼いただきましたので、このまま表記しています。)

試作を経て

候補作を書き

こちらが最終候補になりました。

この春にお披露目するはずでしたが、今回のコロナ禍で、残念ながら一旦終了に。
2020年前半に予定されていたイベント・コンサートが軒並み中止になってしまったためです。

9月に入り、NHKでも「ベートーベン250年プロジェクト」がようやく始まりました。
コロナウイルス感染拡大がひどくならなければ、少しずつ周年行事も盛り上がってくるでしょうか。
またいつかどこかでこの作品も見られるようになればな、と思っています。
【ご参考までに】
アンバサダーを務めるのは稲垣吾郎! 「ベートーベン250」プロジェクト |NHK_PR|NHKオンライン
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=24978

さて、私は8歳から18年程書道をしておりました。
今回のご依頼で、久しぶりに筆をとりました。
10年以上ブランクはありましたが、しばらく書くと、書く体にだんだん戻ってくる感覚がありました。
日々の筋トレの積み重ねみたいなものでしょうか。
書いていてとても楽しかったです。
最終候補に選んでいただいてからでも、もっと書けば、もっといい作品が出てくるのではと思ったくらいです。

習っていた当時、
・漢字(半紙に書く)、
・かな(かな用の薄い和紙に書く)、
・硬筆(ペン)で漢字・かな・実用文(ハガキ大の紙に季節の文章などを書く)、
・短期間でしたが 条幅、細字、つけペンでの硬筆 を続けていました。

書道の師匠からは、他にも
水墨画風の絵や、書や顔彩を生かした年賀状、マーブリング、
料理やおいしい緑茶の淹れ方など、
本当にたくさんのことを教えてもらいました。
今に続く書く・描くこと、生活での楽しみの基盤がここにあります。

今年、描く絵・文字・線、さらに筆やペンなどの道具・紙なども改めて見直しました。
 もっとなにかできるのではないか
 もっといい表現ができるのではないか
 絵でも文章でも、今までためてきたことがなにかもっと生かせるのでは

実験は続きます。