こいのぼりのうろこは
おなじようで ひとつひとつ ちがっていた
うろこも まるで いきものみたい
あっちをむいたり こっちにゆれたり
おほしさまや はーとに あこがれたり
じつは じぶんは おさかなと おもっていたり
じっとみつめていると もっともっと
あたらしい うごめくものが でてきそう
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連休前に持ち帰った、長女のこいのぼりです。
宝石が並んだかのような、様々な鱗。
よくよく考えてみたら、鱗の動きは、水の中で一定ではないはず。
拡大して見られるならば、1つ1つ違う揺れ方や形になっていそうです。
元の作品からはもっと迫力を感じました。
鱗1つ1つから出ている生命力でしょうか。
鱗を置いていった手順を追いながら描いてみましたが、
今回の絵ではそこまで力が及びませんでした。
もっと大きく描いたなら、もう少し近づけたかもしれません。
ひなまつりも楽しいですが、
自分が小さい頃は、断然子どもの日のこいのぼりの方が好きでした。
こいのぼりって描いていると、なんだかとっても楽しいんです。
目や鱗の、丸や波模様が繰り返されるところやグラデーションの色合い。
毎年春の初めに川で「のんぼり洗い」(鯉のぼりののり落とし作業)の
ニュースを見るのも好きでした。
川の中でゆらゆら揺れ、泳いでいるかのようなこいのぼり。
子どもの日近くに掲げられた、風を食べて、大きく泳ぐこいのぼりもいい。
たくさん並んで壮観な景色のこいのぼりも、楽しい。
ひなあられもおいしいけれど、柏餅やちまき、菖蒲湯もいいですよねえ。
子どもの日あたりは気候もよく、お休みの最中なのもよかったのかもしれません。
近々和菓子屋さんに行きたいです。