おけしょうすると すてきになるかしら
ためしてみたけど なんだかちがう
いっしょうけんめい くふうしたのに
すてきになるの なにがちがうのかな
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これがいいバランス、と思っていた描き方を
無意識に固定してしまっていることがあります。
それではみんな似たような顔つきになってしまう。変えよう。
「変わる」ということが、年を取っていくのと同じで、
自然なのかもしれません。
お化粧もシーズンや時期によって、流行や美意識が変わり、
「美しい」とよばれるスタイルも、どんどん変わっていく。
ただ、だんだんと自分も年を取っていく中で、
その「美」は、ある1つのものさしでは全く役に立たない気がしてきました。
いろんな方向から見てみると、1つの見方だけでは見つけられなかった
「美」に気づく。
それは
アンティークやビンテージのように年を経たことで出てくる味だったり、
生命力にあふれる活力だったり、
生まれたてのようなみずみずしさだったり、
しなやかに揺れ動くことのできる強さだったり。
すぐに言葉や絵にできるとは限らないのですが、
感じ取ったことをなにかしら形にして、
見ている人にも楽しさが伝わるといいな
と思いながら、書いて、描いています。