adobe の「アドビことはじめ クリエイティブカレッジ Illustratorコース」を受講しました。
第1期に参加。3月22日から始まり、10週間の講座。
5月30日提出で、卒業制作として『校章』をデザインしました。
1. ロゴ制作過程
2. なぜIllustratorコースを受講したか?
3. レビューがもらえた!
4. 今回の作品の改善点
5. 講座がもうすぐ終わる
1. ロゴ制作過程
ロゴ(図形)・ロゴマーク:
案をスケッチし、絞り込み。
手描きで描いたものを参考にIllustratorで描いてみるものの、しっくりこないため、色数を減らす。
「自分の目的地へ飛べる」というコンセプトに合うように、綿毛に飛ぶ感じを出すために細部調整。
シンプルで印象に残る形を心がけました。
ロゴ(文字)・ロゴタイプ:
ロゴに合うフォントもたくさんの中から15程選び、文字を組む。
別の文字組をした場合のバージョンも作り、再度比較。(文字のみ、図形も加えるなど数種類)
シンプルな綿毛の形に寄り添い、誰にでもわかりやすい文字にしました。
正直、ロゴマークのみでもいいと思いました。(その方が説明的でなく、印象が強い気がしました。)
最終的には、細部も見えやすい大きいものは文字ありに、小さいものは文字なしの設定に決めました。
2. なぜIllustratorコースを受講したか?
私の制作物は基本的にアナログです。
紙(水彩紙・和紙が中心)に、絵具・色鉛筆・墨・ペン等で書(文字)・絵をかいています。
学生時代から
・ポートフォリオ
・ポストカード(展覧会案内・年賀状・自分の作品のもの)
・名刺
などを作る際に、IllustratorやPhotoshopを使ってきました。
最近は、アナログで絵を描く・字を書く際に、下絵の構図・色合い確認などの制作過程にも使うことがあります。
ただ、いつもの決まりきった使い方で、その時の締切に合わせて仕上げることが多く、あまり情報更新ができていませんでした。
昨年春の個展は、展覧会案内のDMポストカードを古いバージョンで制作。
同年夏の写真撮影講座で、最新バージョンのAdobeCCに更新したにもかかわらず、今までやってきた範囲内で操作してました…。
「今ならもっと簡単に使える機能がもっとあるはず…!」
絵を描く・字を書く時間をしっかり確保するために。
自分の技術更新(大して持ってないけど)のため、学び直ししたい!!
なにかせねば…と少しずつ情報収集していく中で、「アドビことはじめ クリエイティブカレッジ」の開講を知り、応募。
抽選の結果、当選しました!(Photoshopコースも同時応募しましたが、落選でした。)
3. レビューがもらえた!
本編紹介作品には入れませんでしたが、開講前の「アイスブレイクトーク」の中で作品紹介いただきました。
講師のイラレ職人コロさんや、一緒に参加している受講者さん(チャットコメント)に、
○コンセプト「イラレから出発→自分の目的地へ飛べる」のストーリーができあがっている
○造形も上手
○モノクロ・反転のシルエットもユニークで印象的
○いいですね
○タンポポ!
など、作品のいい点をほめてくださり嬉しかったです。
紹介作品の中には、プロ並みに完成された作品もありました。
初心者が「ここまでやるのは無理…」となってしまわないように、講座本編の講評に入れなかったものもあったそうです。
また、ここを改善するといい、惜しい!と言われている作品も。
私の作品は改善点のコメントはなく、どう判断されているか、少し不安に。
講座内での本編掲載作品のコメントと、講座後の提出作品一覧を見て、改善点がいくつか思い当たりました。
4. 今回の作品の改善点
期日までに提出した作品は、後日、本編講座動画とは別にレビューがいただけるようです。
その前にまず思いついたところを、4点書きました。
(1)コンセプトモチーフが他とかぶった
コンセプトの独自性がちょっと弱かったかもしれません。
「綿毛」というコンセプトを別の受講者さんも出していました。
別の受講者さんは(私の綿毛を「集合体」というならば、)綿毛の「単体」がモチーフ。
形状は全く違いましたが、ニュアンスは近いものがあったのかも。
(2)コンセプトシートの書き方にも、個性を。
※ コンセプトシート:ロゴデザインとそのバリエーション、コンセプトが載ったテンプレート。今回の課題提出様式。
コンセプトシートの「詳細解説」は、課題が出た際のフォーマットに近い、ロゴの色の説明・意味づけのような書き方をしました。
真面目に理由付けしましたが、もっと感情に訴える文面や表現の方がひきつけられそう。
(3)ロゴの視認性
ライトグレーは、背景:白の時に、はっきり見づらかった。
低解像度(おそらくコピー防止のため)画像の提出作品一覧を見た時、改めて気づきました。
今回、綿毛らしい柔らかさと色合いを優先し、ライトグレーをセレクト。
制作中はこれくらいのグレーなら見れるかな?と思いましたが、低解像度の画面やごく小さいロゴだと見づらい。
ロゴに背景をつけることも考えましたが、コンセプトの「自分の目的地へ飛べる」に「限定的」なイメージがつくように感じて、やめました。
白バックでも淡い色合いがはっきり見られる、技術的な方法がなにかあるだろうか?
タンポポ綿毛にするなら、もっといい表現があっただろうか?
現段階ではいい案が浮かびませんが、いい方法があるようにも思います。
(4)ロゴだけ見て、何のロゴか?そのコンセプトが伝わるか?
「ロゴだけ見て、クリエイティブカレッジIllustratorコースのロゴであること、自分の設定したコンセプトは伝わるか?」
これは講師のイラレ職人コロさんが、講座内でコメントされていた内容です。
作るうえでロゴに「シンプルで強く印象が残る」ことを念頭に作成しましたが、これが一見してロゴマークのみでクリエイティブカレッジIllustratorコースのロゴとわかるか…?
もう少しテーマに寄り添った形状を考えてもよかったと思いました。
5. 講座がもうすぐ終わる
ここまでみっちり勉強したのは、学生の時にAdobeCSを購入し、講座を受けに行った時以来です。
「これ、(最近使っていないけど)やったわ。」と思い出す機能もありました。
そしてやっぱり最新ソフトウエア(今はアプリ)は便利。
感動。作業が楽!
受講した内容を後で見返せるように、スクリーンショットやメモ、作業のbefore&afterも載せ、自分なりの教科書づくりもして、やり切りました。(ライブ配信分はこれから卒業式までにやる予定)
絵本もデザインも、「作品のコンセプトがどうすると伝わるか、その表現手段は?」を、時間の許す限りアイデア出して、作っていくのは同じ。
活躍している方々は、目に触れる作品以上に膨大な、アイデア出しや未発表作品を出している。
たくさん作ろう。
講師陣の皆さんや参加している受講者の皆さんも温かで、励まし合って学んでいる雰囲気でした。
皆さんきっとそれぞれ目的があって、なにかと並行しながら学ぶ時間確保し、修了したのだろうなあ。
オンライン配信でも一人で悩みながらつらい…ということはなく、皆さん本当にありがとう!!!という気持ちです。
終わるのがちょっと寂しくもあります。
またチャンスをいただけるなら、Photoshopコースも同じように受講したいです。
自分の絵を描いて出していくこと、絵本制作の再開もしていきます。