もうふのほこり

もうふのほこり(加工後)

もうふをうごかすと ほこりがまう
もうふのふちっこをよくみると
ほこりが しゅっぱつするのを まっている
もしかしてもうふは ほこりのかたまりではなかろうか

そうなら きれいなほこりを かきあつめると
りっぱなもうふになるに ちがいない
でてこないよう ふんわりまとめれば
またあたらしいもうふが できるのかもしれない

 

ピンクキュロット

ピンクキュロット(加工後)

あんなふうになりたい
こんなかんじがいいな

このふくきると いっしゅんで へんしん

もりの ふかくへ すすんでいこう
まちへ おしゃれし おでかけだ

このふくあれば なりたいじぶんに
なんにでもなれる

むてきの じぶんに

 

球根

黄チューリップ球根

春に咲いた黄色のチューリップ
小さめの球根が採れた

球根は 元のチューリップの
子ども
分身
進化系
変異体
どれなんだろう

元から分かれた別の生き物は
元とは違う生き方をする
でもどこかそっくりで

元が思っていたことや生きてきた証は
つながっていくのだろうか

本人たちの思いと別次元で
なにかに大きく揺り動かされてもいる
生き物たちの日々 

 

本読みの部屋

本読みの部屋

すきな本がずらっと並ぶ 部屋にあこがれて
大きな本棚を買った
それからどんどん本が増え
本棚から溢れ出る

溢れ出た本は タワーとなり 街ができる
そのうちタワーは 味わいが出て
ずっと前から存在している佇まい
街は活気をおびる

ある時 大きな風が吹く
地響きが起こり タワーは変化を余儀なくされる
違うものが覆いかぶさる
しばらく見られなかった 地表が顔を出すところもある

街は永遠に続くわけではなかった
新陳代謝はやむをえなかった
生きものと同じ

それから タワーの残骸は
満ちた潮が 少しずつ引いて 海へ帰る時のように
もといた本棚 新天地 命を全うするもの
それぞれの道へと 流れていくのであった

 

空から見える景色のご案内

Am Holzberg 2B, 63853 Mömlingen, ドイツ

飛行機で旅に出る時に 楽しみにしているのが
着陸時に見える 初めて降り立つ地の 上空景色
2014年8月までは 着陸時に電子機器の使用が 不可だったのだけど
9月からは規制緩和で 離着時にその景色を
デジタルカメラに収めることが 可能になった

とはいえ、動いている飛行機において 
持っているカメラと 自分の撮影の腕では
ベストの瞬間を切り取ることは なかなか難しい。

写真撮影可能になる前に 出かけた旅で出会った 
気になっていた上空の景色を Google Mapで調べてみる
町と山、畑の美しい光景が 平面的ではあるが見られた
でもあの圧倒的な 迫りくる 眼下の景色を再現するまでには至らず。

感動した部分も 細部が薄れつつある
どうしてもその感動を再現したければ
また 機会をつくって 旅に出るのが一番だな。

 

ものを並べる

日帰り登山色付き

ものがたくさん並ぶのを見るのは おもしろい
そのものがもつ雰囲気と 違うものと組み合わさった際に漂う 空気感
図鑑やカタログのように 集まって一覧できた時の
あの充実感はなんだろう

持ち物や本棚 部屋を見て どんなひとかがわかるという
そのひとらしさ いつもと違った一面
ものたちを通じて感じる 時間の経過で 
ひとの面影と その背景がふくらむのが
ものの集合体の魅力なのかもしれない

 

てるてるぼうずもどき

てるてるぼうずもどき

 
「てるてるぼうずをあげるよ」
おばあちゃんが 雨どいにかけていた てるてるぼうず 
下してもらって見てみたら それはこんなものでできていた 

キュウリ × 五つに分かれたズッキーニ
茶色のバナナ × トウモロコシのひげ

なんでこれが てるてるぼうずなのだろう

すると おばあちゃんがいった
「これを 頭と胴体のところで折って 持っていれば お守りになるよ」
野菜・果物の つなぎ目のところで ポキッと折ればいいらしい

 

 

そんな夢を見た

 

 

「のぞいて・みる」終わりました

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個展が終わりました。ご来場いただきました皆さま、
メッセージをいただきました皆さま、ありがとうございました。

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改めて最近の作品を並べてみて、
作品の傾向や見に来られた方々が、気になる作品はどれか
自分では気づかなかった作品の見方が聞けて興味深かったです。
また、企画で個展をさせていただく際の事前準備なども体験でき、
次につなげていけたらと思ったのでした。

新たに絵を描いたり、絵本のお話をつくっていたり、
展覧会の後片付けなどをして過ごしている中、
ちょっと新たに

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額装して飾ってみることにしました。
なんだか部屋の中にグリーンが増えた気分です。

展覧会で小さい木製パネルの作品は、
特に額装はせずそのまま飾っています。
額があると、また絵全体の印象・雰囲気が変わりますね。

 

 

ケーブルテレビKATCH・CSデジタル106

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愛知県西三河地方(刈谷市、安城市、高浜市、知立市、碧南市、西尾市)の
ケーブルテレビ KATCH(キャッチ)にて、
個展の会場風景と、展示内容が紹介されます。

3月5日(木)
チャンネル:地上デジタル12チャンネル
番組名:キャッチタイム30

放映時間:18時~/20時~/22時~
※30分番組の前半のニュースで放送されます。

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また、CSデジタル106チャンネルでも
翌日6日(金)に再放送があります。

放映時間:8時~/10時~/12時~

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エリア内のお住まいのかたや、CSデジタルご加入のかた
ご覧いただけたらうれしいです。

KATCH キャッチネットワーク  http://www.katch.co.jp/

上の作品は新作、今回展示している作品のうちの1点です。