段ボール箱のサバンナから 顔を出したぞうさん
夕日に照らされ 光る体
透明な鼻をのばすと 体の内側がうずく
からからから ぴり
ぞうさんの やさしいささやきが聞こえる
もうふのほこり
ピンクキュロット
球根
本読みの部屋
すきな本がずらっと並ぶ 部屋にあこがれて
大きな本棚を買った
それからどんどん本が増え
本棚から溢れ出る
溢れ出た本は タワーとなり 街ができる
そのうちタワーは 味わいが出て
ずっと前から存在している佇まい
街は活気をおびる
ある時 大きな風が吹く
地響きが起こり タワーは変化を余儀なくされる
違うものが覆いかぶさる
しばらく見られなかった 地表が顔を出すところもある
街は永遠に続くわけではなかった
新陳代謝はやむをえなかった
生きものと同じ
それから タワーの残骸は
満ちた潮が 少しずつ引いて 海へ帰る時のように
もといた本棚 新天地 命を全うするもの
それぞれの道へと 流れていくのであった
空から見える景色のご案内
飛行機で旅に出る時に 楽しみにしているのが
着陸時に見える 初めて降り立つ地の 上空景色
2014年8月までは 着陸時に電子機器の使用が 不可だったのだけど
9月からは規制緩和で 離着時にその景色を
デジタルカメラに収めることが 可能になった
とはいえ、動いている飛行機において
持っているカメラと 自分の撮影の腕では
ベストの瞬間を切り取ることは なかなか難しい。
写真撮影可能になる前に 出かけた旅で出会った
気になっていた上空の景色を Google Mapで調べてみる
町と山、畑の美しい光景が 平面的ではあるが見られた
でもあの圧倒的な 迫りくる 眼下の景色を再現するまでには至らず。
感動した部分も 細部が薄れつつある
どうしてもその感動を再現したければ
また 機会をつくって 旅に出るのが一番だな。
ものを並べる
てるてるぼうずもどき
チューリップの咲くころ
「のぞいて・みる」終わりました
個展が終わりました。ご来場いただきました皆さま、
メッセージをいただきました皆さま、ありがとうございました。
改めて最近の作品を並べてみて、
作品の傾向や見に来られた方々が、気になる作品はどれか
自分では気づかなかった作品の見方が聞けて興味深かったです。
また、企画で個展をさせていただく際の事前準備なども体験でき、
次につなげていけたらと思ったのでした。
新たに絵を描いたり、絵本のお話をつくっていたり、
展覧会の後片付けなどをして過ごしている中、
ちょっと新たに
額装して飾ってみることにしました。
なんだか部屋の中にグリーンが増えた気分です。
展覧会で小さい木製パネルの作品は、
特に額装はせずそのまま飾っています。
額があると、また絵全体の印象・雰囲気が変わりますね。