ねぎぼうずのつぼみが 売られていた
澄まし汁に入れてみる
少し苦い 春の芽の味
これから楽しいことが待っている 芽吹きの季節
ねぎぼうずは切ると 花火玉の断面のようだった
ふわふわの花は 咲くとまあるく広がる
広がった後には 種がなる
花火の玉は つぼみだったのだ
種は残らない 一瞬の花
空中に広がり 地上に夏の思い出 種をまく
新しい家族が増えたことだし、と、一度試して難しさに挫折していたクロッキー。
しかし、どんどん成長し変わっていく娘を見て、これは今やらずしていつやるの!と一念発起。
10分と時間を決めて描くことを、これから繰り返してみようと決めました。
さて、本日は小さいスケッチブックを使い、寝転んで遊んでいる娘を見ながら、描く。
が、動き回るために、全体を描くということがまずできず。
ならば、パーツをピックアップして描いてみようと試す。
今回一番描けたのはここじゃないかな。

描くこと継続して、私のからだを戻していきたいです。
小さいスケッチブックでは、体全体を描けるチャンスの瞬間もうまく描けない!
次はもっと大きいサイズで描いてみます。

2016年になりました。今年もHP「潮溜」、BLOG「苔庭」をどうぞお楽しみください。
昨年は家族が増え、体も心持ちも変わりました。
新しい家族の誕生前後は体のコントロールに苦戦。可能なことで生活する日々でした。
そんな中でもうれしいこともありました。
それは、生活の中での新たな角度・視点をいくつも発見があったこと。
小さな子の動き、大人がどんなことを考えているのか、季節の変化や行事、
小さかったころの自分や、すきだったもの。今ほしいもの、気になるもの。
今年はその見えた景色、これから初めて感じることを大事に、作品やWEBで実現したいです。
すぐできるものも、ゆっくりとできるものもあるだろうな。
新発見をとりこぼさないように、たくさんためていきたいです。楽しみ楽しみ!
すきな本がずらっと並ぶ 部屋にあこがれて
大きな本棚を買った
それからどんどん本が増え
本棚から溢れ出る
溢れ出た本は タワーとなり 街ができる
そのうちタワーは 味わいが出て
ずっと前から存在している佇まい
街は活気をおびる
ある時 大きな風が吹く
地響きが起こり タワーは変化を余儀なくされる
違うものが覆いかぶさる
しばらく見られなかった 地表が顔を出すところもある
街は永遠に続くわけではなかった
新陳代謝はやむをえなかった
生きものと同じ
それから タワーの残骸は
満ちた潮が 少しずつ引いて 海へ帰る時のように
もといた本棚 新天地 命を全うするもの
それぞれの道へと 流れていくのであった